新クトゥルフ神話TRPGルールにダイスを使ったキャラ作成方法を導入する
今回は新クトゥルフ神話TRPGルールでのダイスを使ったランダム要素のあるキャラクター作成方法を書いてみます。
最近新版ルールでシナリオを回してみようと思い立ったので、旧ルールのランダム要素を取り入れたキャラ作成方法を考えてみた次第です。
クトゥルフ神話TRPGルルブリンク
- 新クトゥルフ神話TRPG クイックスタート・ルール : Webルルブ(簡易・無料)
- 新クトゥルフ神話TRPG ルールブック : 書籍版ルルブ(細かい事が色々載ってる)
- 新クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2020 : 現代日本用オプション本
- 新クトゥルフ神話TRPG スタートセット : ソロ用シナリオが入ってるKP向け本
リプレイ動画は圧倒的に旧ルルブ準拠が多いのですが、今から始めるなら新版ルルブでいいと思います。(そこまでルール変更も多く無い為)
※今回の記事内容は新クトゥルフ神話TRPG ルールブックに対応した物となります。
※取り入れる最は卓を囲むメンバーから了承を得た上で行って下さい。(トラブル回避の為)
Case1. 堅実なランダムキャラ作成法
堅実なキャラ作成では新ルルブのステータスと多きな差が出ないようなシステムを採用してみました。
1つ1つ文章として書いても分かりづらいので、条件をリストや表にして表示します。
堅実なキャラ作成のルール
- 1D6ダイスを使用
- ステータス作成では1D6ダイスを計8回振る
- ダイスの出た目に応じて8つの振り分け可能なステータス値が変動(下記表を参照)
- 出目で決まった8個の数値を好きなステータス(STRやDEXなど)に振り分ける
- 正気度(SAN値) = POW値
- 耐久力(HP) = (SIZ + CON) / 10 (端数切捨て)
- マジック・ポイント(MP) : POW / 5 (端数切捨て)
- 移動率(MOV)は8固定(新版ルルブ準拠)
- ダメージ・ボーナスとビルドは表を参照(別記事で表を作成済み)
- 幸運値 = 3D6 x 5
1D6の値 | 対応するステータス値 |
---|---|
1 | 40 |
2 | 50 |
3 | 50 |
4 | 60 |
5 | 70 |
6 | 80 |
技能値の割当について
- 基本は新版ルルブ準拠とし、「70, 60, 60, 50, 50, 50, 40, 40, 40」を任意の8つの技能に割り当てる
- 基本クトゥルフ神話技能に値は振れない(振る場合はKPの許可が必要)
- 信用技能には必ずどれか1つの値を割り当てなければならない(割り当て無い場合は特殊な設定等が必要)
- 取得技能値(%)は「取得技能値(%) = 技能初期値()内の数値 + 割り当てる任意の数値(40,50,60,70のどれか)」となる
- 技能値(%)は99%を超える事は無い(超えた分は消失する)
以上が堅実なランダムキャラ作成方法の概要です。
基本的なステータス値や技能割当ルールは新ルルブ準拠とし、スパイスとしてランダム要素を加えた感じのルールですね。
慎重にキャラクターを作成したいけどランダム要素も欲しいって場合に良いかもですね。
Case2. ギャンブラー用ランダムキャラ作成法
ギャンブラー用キャラ作成ではダイスを多用したハイリスク・ハイリターンなルールを用意してみました。
こちらも1つ1つ文章として書いても分かりづらいので、条件をリストや表にして表示します。
ギャンブラー用キャラ作成のルール
- 1D6ダイスを使用
- ステータス作成では基本的に1D6ダイスを計8回振る
- ダイスの出た目に応じて8つの振り分け可能なステータス値が変動(下記表を参照)
- 出目として「1 or 6」が出た場合もう1度1D6ダイスを振る(2回目に出た目で更に数値が変動)
- 出目で決まった8個の数値を好きなステータス(STRやDEXなど)に振り分ける
- 正気度(SAN値) = POW値
- 耐久力(HP) = (SIZ + CON) / 10 (端数切捨て)
- マジック・ポイント(MP) : POW / 5 (端数切捨て)
- 移動率(MOV)は8固定(新版ルルブ準拠)
- ダメージ・ボーナスとビルドは表を参照(別記事で表を作成済み)
- 幸運値 = 3D6 x 5
1D6の値 | 「1or6」が出た場合の1D6の値 | 対応するステータス値 |
---|---|---|
1 | 1 | 20 |
1 | 2 ~ 6 | 30 |
2 | – | 40 |
3 | – | 50 |
4 | – | 60 |
5 | – | 70 |
6 | 1 ~ 5 | 80 |
6 | 6 | 90 |
以上がステータスにまつわるギャンブラー用ルールとなります。
ポイントとしては最低値と最高値の振れ幅を大きくしつつ、運さえよければ高ステータスを得られる点にあるかなと思います。(下振れすると最悪ですが)
次に技能値についての条件をリストや表にしてまとめてみたいと思います。
ギャンブラー用技能値の割当について
- 技能値の割当にも1D6ダイスを使用ステータス同様8回振り、出た目に応じて振り分けられる数値が変動する
- 1D6ダイスを計8回振る
- ダイスの出た目に応じて8つの振り分け可能な技能値が変動(下記表を参照)
- 基本クトゥルフ神話技能に値は振れない(振る場合はKPの許可が必要)
- 信用技能には必ずどれか1つの値を割り当てなければならない(割り当て無い場合は特殊な設定等が必要)
- 取得技能値(%)は「取得技能値(%) = 技能初期値()内の数値 + 割り当てる任意の数値(20,30,40,50,80,90のどれか)」となる
- 技能値(%)は99%を超える事は無い(超えた分は消失する)
1D6の値 | 対応するステータス値 |
---|---|
1 | 20 |
2 | 30 |
3 | 40 |
4 | 50 |
5 | 80 |
6 | 90 |
以上がギャンブラー用ランダムキャラ作成方法の概要です。
新ルルブの各種数値±20を最低・最高値として設定し、ガッツリランダム要素を加えたルールですね。
「不確定要素こそTRPGの醍醐味だ!」という方に向けたルールかなと思います。
まとめ
今回は新クトゥルフ神話TRPGルールでのダイスを使ったランダム要素のあるキャラクター作成方法を書いてみました。
基本的には堅実なランダムを使用してキャラを作成し、クトゥルフに慣れて来たらギャンブラー用を採用ってのが面白いかなーと思います。
それとトラブル回避の為再度注意喚起文を掲載しておきます。
※今回の記事内容は新クトゥルフ神話TRPG ルールブックに対応した物となります。
※取り入れる最は卓を囲むメンバーから了承を得た上で行って下さい。(トラブル回避の為)
今回のルールを採用してもしなくても、卓を囲むメンバーと楽しくプレイしていただければなと思います。
この記事が何かの参考になれば幸いです😌