本を手放す為の要約 : 7つの習慣【その②】目標と人生設計について
今回は「7つの習慣」の要約を書いてみたいと思います。(内容が多いので4部構成にします)
要約と言っても「使える内容を抽出 → 要約 → 自分の知識を付加してツール化」という工程を経ています。
なので本記事の内容は筆者のフィルターを通した情報になります。(無加工情報を知りたい方は本を購入する事をおすすめします)
前回の記事↓
本を手放す為の要約 : 7つの習慣【その①】 | UnitPls
今回は「7つの習慣」の要約を書いてみたいと思います。 要約と言っても「使える内容を抽出 → 要約 → 自分の知識を付加してツール化」という工程を経ています。 なので本記事の内容は筆者のフィルターを通した情報になります。(無加工情報を知りたい方は本を購入する事をおすすめします)
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「7つの習慣」の要約【その②】目標と人生設計について
この本の内容は「思考・目標と人生設計・人間関係・習慣と行動」の4つに分けて考える事が出来ます。
今回はその②という事で「人生を成功へ導くための目標と人生設計」について要約してみたいと思います。
「7つの習慣」- 目標と人生設計について
- 自分が生きて行く上で1番大切にしたい信念や価値観を明確化しろ
- 自分だけで成功するのは当たり前、他人も幸せにする公的成功者になれ
- 死から逆算して人生を設計しろ
以上がこの本の思考についての内容を使える形にした物かなと思います。(口調が粗くなってしまいましたねぇ)
目標や人生設計について書かれた文言の中でも重要視されているのが「価値観の明確化に基づく目標設定」かなと思いました。
信念や価値観の明確化
まずこの本では「自分が生きていく上で最も大切にしたい価値観や信念を明確化すべきである」と言います。
人は何か行動を起こす時、何かしらの欲求や不快感をトリガーにする事が多いと思います。
そこで重要になるのが「生きる上で最も大切にしたい信念や価値観を明確にする」事なのです。
ここでお金の使い方を例にしつつ、信念・価値観がある場合と無い場合を比較してみます。
信念や価値観が無い場合
最近同僚がブランド物の腕時計を買ってたな。俺も最近時計が欲しかったんだよなー。 ↓ なんとなく貯金していた金もあるし、時計欲しかったし、買ってもいいか。 ↓ 同僚はローンで買ったって言ってたな。あいつは貯金も無かったが俺にはある。あいつよりいい時計を買おう。 ↓ 結果貯金は無くなり、同僚と同等かそれ以上のローンを組む羽目になり、残業で自分の時間は減少していく。
信念や価値観がある場合
物を所有する優越感は要らない。何か事業や面白い事をやろうと思った時、自由にお金を使えるようになるぞ! ↓ 最近同僚がブランド物の腕時計を買ってたな。でもブランドには興味無いな。 ↓ 貯金している金は投資に回すっていう明確な用途があるし、ブランド時計じゃ心拍変動や睡眠の質は測れない。 ↓ 同僚は借金してまで買ったみたいだけど、俺は将来自由になる為倹約するぞ。 ↓ 結果収入の一部をコツコツ貯金し、早期リタイアに成功、やりたかった事が出来る人生を送れる。
勿論確定で例のような流れになるとは言えませんが、似たようなルートを辿っている人は多いでしょう。
しかし往々にして信念や価値観が無い人間は他人や環境に反応する事で行動を起こしています。
逆に信念や価値観のある人間は自分で決めた信念や価値観に従って行動を起こしていきます。
なので「自分の大切にしたい信念や価値観はなんだろう?」とじっくり考える機会を設けます。
設定するまでに数ヶ月掛かるような事ですが、時間を掛けてじっくり設定しましょう。
なので自分の求める成功や幸福に近づきたければ「信念や価値観を時間を掛けて明確化する」事が重要であると言えます。
公的成功を達成せよ
お金持ちでも幸福度が引くい事の原因に「家族が他人化し、人との繋がりを感じない」という物があります。
人間は社会性の生き物なので「他人との繋がりを感じないと一気に幸福度が下る」ように出来ています。(一部例外も居ますが)
なので他人と強固な繋がりを持つためにも他人を幸せにする形で成功するのは人生を幸福にするためには重要なのです。
ここでは2人の成功者を例として出して比較してみましょう。
私的成功者
起業し、利益をひたすら追求、一定の資産を築いた。 ↓ 更に利益を出す為に社員の給与やボーナス額を削減、自身の給与額を増額した。 ↓ 家族との時間を仕事に当てれば更に資産が増やせると思い、家にはほぼ帰っていない。 ↓ 結果社員のモチベーションは低下、売上は減少、周りから人が消え、家族は他人同然。
公的成功者
起業し、利益をひたすら追求、一定の資産を築いた。 ↓ 得た利益を社員に還元、福利厚生も向上し休みも増やした。 ↓ 自分も休日を増やし、家族と新しい体験が出来るアクティビティの時間を増やした。 ↓ 結果社員のモチベーションは向上、売上も増加し企業規模も増大、家族との仲はますます良くなった。
このように「利益を還元し、周りを幸せにする公的成功者になれるか」で運命が分かれます。
なので人と良好で強い繋がりを持ち、更に高い次元の成功を収めたければ「利益を周囲に還元する公的成功者」になる事が重要です。
死から逆算して人生を設計する
目標設定の究極系は「死ぬ時までにどのような事を達成し、どのような状況で居たいか?」を考える事です。
目標・人生設計の要約においてこの項目を最後に持ってきたのは「信念・価値観の明確化と公的成功」両方の要素が絡んでくる為です。
そうすれば「死ぬまでに達成すべき目標と行動」が明確になり、そこから逆算して人生設計を行える訳です。
ここでも1つ例を出してみましょう。
死から逆算しなかった場合
なんとなく選んだ仕事に就いた。 ↓ 職場で出会った同僚と結婚し家庭を持った。 ↓ 仕事もそこそこにこなし、子供は大きくなり家を出た。 ↓ 周りに合わせて退職した、子供とはあまり連絡を取っていない。 ↓ 退職前は職場という場で人と関わりを持っていたが、今はそんな場も無い。 ↓ 死ぬ間際になってあれをやっておけばと後悔している、人との強い繋がりも無い。 ↓ 結果後悔の念を抱きつつ死亡、子供も葬式に来はしたが、社交辞令程度であった。
死から逆算した場合
早期リタイアして自分の好きな事をしつつ、家族や友人との強い繋がりを持ったまま死にたい。 ↓ 職業選択やコミュニケーションについて勉強し、良い上司の元で働ける事になった。 ↓ モチベーション高く仕事をこなし、生活は倹約、収入の殆どを投資に回した。 ↓ 職場で働く似た価値観を持つ相手と結婚、家庭を築いた。 ↓ パートナーと共に早期リタイア、子供が出来たし好きな事も初めた。 ↓ 好きな事をやる内にコミュニティに参加、親しい友人も沢山できた。 ↓ 家族との時間も多く取り、新しい挑戦やアクティビティで家族との絆を深めた。 ↓ 死ぬ間際になって挑戦してきてよかったと思うし、温かい人達に囲まれている。 ↓ 結果満足して死亡、友人や家族に暖かく見送られる事になる。
死から逆算した場合は幸せな人生を、逆算しなかった場合は後悔が残る人生を送る事になりました。(勿論例のようになるとは限りませんが)
死から逆算しない場合は「目標や信念・価値観が無い」為、何を目指せばいいのかわかりません。
しかし死から逆算して人生設計をした場合は違います。
死から逆算して人生設計した場合
- 信念・価値観・望む人間関係や環境を元に目標を設定する
- 明確に長期的目標が決まる : 例で言えば投資による早期リタイア
- 中期的な目標が見える : 同じ思想の相手を探す・収入を上げ支出を減らす
- 短期的な目標が見える : 適職選びの勉強・コミュニケーション能力の勉強をするなど
- 1ヶ月レベルの目標が見える : 本を買う・友達と練習するなど
- 今日の目標が見える : 有効な本のリサーチ・友人に練習の相談など
このように「死から逆算して人生設計をする事で今日の目標までもが決まる」のです。
そうなればやるべき事は明確なので、モチベーションを保ちつつゴールに向かって進む事が出来る訳です。
以上のように「死から逆算して人生設計する」事で望む場所までたどり着くための明確なロードマップが形成されます。
自分の目指す成功・幸せを掴む為には「死から逆算して人生設計する」事が重要です。
まとめ
今回は「7つの習慣」の内容を4つに分類した内の「目標・人生設計」部分を要約してみました。
「7つの習慣」- 目標と人生設計について
- 自分が生きて行く上で1番大切にしたい信念や価値観を明確化しろ
- 自分だけで成功するのは当たり前、他人も幸せにする公的成功者になれ
- 死から逆算して人生を設計しろ
まとめとしてリストを再掲しておきます。
7つの習慣を要約しているとどれも重要だと気づくので、ライティングに掛かる力も半端ないですね。
「7つの習慣」リンクまとめ
次回は人間関係について要約した物を書いてみたいと思います。
今回の記事が何かの参考になれば幸いです😌