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本を手放す為の要約 : 7つの習慣【その①】思考について

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今回は「7つの習慣」の要約を書いてみたいと思います。(内容が多いので4部構成にします)

要約と言っても「使える内容を抽出 → 要約 → 自分の知識を付加してツール化」という工程を経ています。

なので本記事の内容は筆者のフィルターを通した情報になります。(無加工情報を知りたい方は本を購入する事をおすすめします)

「7つの習慣」リンクまとめ

「7つの習慣」の要約【その①】思考について

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この本の内容は「思考・目標と人生設計・人間関係・習慣と行動」の4つに分けて考える事が出来ます。

7つの習慣とタイトルにはありますが、7つ所じゃないくらいあれこれ書いてあるので、全てを要約して分類分けした感じです。

今回はその①という事で「人生を豊かに、そして成功へ導くための思考」について要約してみたいと思います。

「7つの習慣」- 思考について

  • 他人が変化する事を期待するな(他人を歪めようとするな)
  • 学習性無力感の罠に囚われるな(特に子供に与えるな)
  • バイアスに囚われず、多角的に物を見る為の視点・思考を持て
  • ネガティブな思考は「事実ベースで」言い換えろ

以上がこの本の思考についての内容を使える形にした物かなと思います。(口調が粗くなってしまいましたねぇ)

思考について書かれた文言の中でも重要視されているのが「バイアスとネガティブ思考」かなと思いました。

他人に対しての期待を捨てる

人間というのは「他人の思考や行動を自分の都合の良いように歪めたい」という思考を持っています。

身近な例では宿題をやらない子供に宿題をやって欲しい、部屋から出る時は電気を消してほしい等々小さな事だったとしても該当します。

何故なら「相手がやりたくない事を強要し、あわよくば他人を歪める」行動・言動だからです。

また「心からのアドバイスや心配で相手と意見が対立し、自分の思う正論で説得した」場合も相手を歪めようとする行動です。

これら相手に期待し歪めようとする行為自覚症状無く、対人関係において毎日やっている場合が殆どです。(行動・言動は無くとも思考ではやってると思われます)

もしもあなたの意見が「正論で、事実に基づいており、客観的意見であり、科学的根拠があった」としても相手は反発してきます。

なので根本的解決として「他人が変化する・歪む事を期待する思考自体を捨てる」事が楽に生きるためには重要です。

最後に秦の時代に活躍した韓非の著書「韓非子」から言葉を引用します。

智を以て愚に説けば必ず聴かれず

前後の文章を含めた意味としては「賢者が賢者を説得するのだって難しいのだから、どれだけ正論を持っていてもバカを説得するのは無理(無駄)」となります。

期待するなとは若干意味合いが違いますが、エッセンスとしては似た所があるかと思います。

2000年以上も前から「正論を理解してくれると期待しても無駄である」と言われていますから他人に期待しても無駄なんでしょうねぇ。

学習性無力感の罠に囚われるな(特に子供に与えるな)

ヤバい思考の代表格である学習性無力感は「自分が無能であるという思い込み」の事を指します。

何度も同じ失敗を繰り返し、何百回やっても失敗しかしない、全体的に見て100%失敗であるという事実があるという特殊な場合は別ですがほぼ無いでしょう。

一般的には「子供の頃数回やった事が上手く行かなかった・初めてやった事が上手くできなかった・親から下手だと言われた」などでこの思考に陥るかと思います。

しかし冷静に考えて「初めてやる事が数回挑戦した程度で上手く出来る訳がない」というのは理解出来るかなと思います。(例外は天才か才能があっただけです)

初めは似た例だって知らないし、知識や経験、筋力や体力も足りないかもしれない。しかしそれが普通です。成長を肯定してくれる人の近くで何度も挑戦していれば結果は変わるでしょう。

ただ冷静な思考をしたとて、一度染み付いた学習性無力感は払拭が難しいです。

なので以下のワークを推奨します。

学習性無力感を少しでも減らす為のワーク例

  • 苦手と感じている事を1人で練習する方法を考える
  • 苦手な事を自分意外居ない所で何度もやってみる
  • 自分の実力を冷静に分析する
  • 思い込みで実力が下がっていた場合は事実のみに目を向け、バイアスを徐々に取る
  • 本当に苦手なのであれば基礎的な練習から始める

私の場合はこれでなんとかなった経験があるので、学習性無力感に囚われている方にはおすすめです。

後は「他人に対して学習性無力感を持たせない事も重要」です。

他人に対して「お前は~だから無能だとか、~も出来ないのか」と言うのはやめましょう。

結果的に恨みを買い、周りも成長せず、自分もストレスフルのまま一生を過ごすというのが関の山です。

自分にも他人にも「学習性無力感を与える思考や行動はしない」事が幸せに生き、成功するための秘訣です。

バイアスに囚われるな

残念ながら人間は「バイアスに脳や行動を支配されている」生き物です。(この言葉もそうですが)

バイアスとは「~だろう、~だ」など状況判断を高速で行う為の思考プリセットです。(予測が強固になった形に近いですね)

予測の場合は「可能性」を考慮するのに対し、バイアスは「~だろう」意外の可能性を排除してしまいます。

この可能性の排除、言い換えれば思考停止がかなりヤバい状況なのです。

バイアス例1

バイアスに囚われた例として「子供でも理解出来る絵本はありませんか?」を紹介します。

バイアスを()で書き足すと「子供でも理解出来る → (私よりも知能レベルが低い)子供でも理解出来る」となります。

おそらくこの親は善意でこのような発言をしたのでしょう。

しかし無意識の内に「自分の子供は自分よりも知能が低いのだ」というバイアスに陥っています。

バイアス例2

筆者の両親も、「筆者の知能や能力が自分達(親)よりも低いだろう」というバイアスに囚われており、それに基づいた言動をとっておりました。

しかしIQテストなどを行うと圧倒的に筆者の方が高いという結果が出たのです。(基礎的なIQは10歳以降ほぼ変化しないのである程度参考になるかと)

その他運動能力や読解力、論理的思考なども13歳の時点で全て勝っておりました。

このようにバイアスは何処にでも存在し、誰でも持ってしまっている可能性が極めて高いのです。

悪影響が出にくいバイアスも確かに存在しますが、「悪影響が強く出るバイアス」も存在します。(学習性無力感や毒親など)

なので「今の自分の思考はバイアスではないか?」と考える癖をつけ、様々な視点や思考から物事を見るように心がけましょう。

ネガティブ思考の言い換え

ネガティブ思考は「学習性無力感とバイアス・反芻思考の元」になる可能性があります。

ネガティブ思考自体、生存に必要な感情、思考であり、メンタルが強靭な場合は起爆剤として機能する事もあります。(ただ成長マインドセットが無いとキツイんですよねぇ)

なので「ネガティブ思考は事実をベースに出来るだけ言い換える」事でダメージを減らしましょう。

具体例1

ネガティブ思考 : 今日のプレゼン、出だしで手間取ったんだよな。失敗したかも。評価下がるんじゃ...。
↓
事実 : 出だしは手間取ったが、それ以降はスムーズだったし、内容自体は採用レベルだと評価されてた。
↓
思考変換後 : 次回プレゼンのセッティングは10分前からやる、内容や進行は好印象なのでOK!。

具体例2

ネガティブ思考 : 今日やろうと思ってた運動が出来なかった。俺はダメなやつだ。
↓
事実 : 今日は仕事量がいつもより多く残業時間が伸びた。時間が無くて出来なかったのは自分のせいではない。それに昨日は予定通り運動できていた。
↓
思考変換後 : 自分のコントロール出来ない事が原因で時間が無い場合は仕方ない。出来る時にやれるだけのことをやろう。

例は若干ポジティブな言い換えになっていますが、「ネガティブ思考の根拠を事実から探す」ってのがポイントかなと思います。

ネガティブな思考には大抵根拠が無く、根拠がある場合は問題点が明確なので解決策が見え、必要以上に落ち込む可能性はかなり下がります。

なので「ネガティブ思考が湧いた → 事実確認 → 事実を元に言い換え」という癖をつける事で必要以上に精神力をすり減らさないで生きられるかと思います。

まとめ

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今回は「7つの習慣」の内容を4つに分類した内の「思考」部分を要約してみました。

「7つの習慣」- 思考について

  • 他人が変化する事を期待するな(他人を歪めようとするな)
  • 学習性無力感の罠に囚われるな(特に子供に与えるな)
  • バイアスに囚われず、多角的に物を見る為の視点・思考を持て
  • ネガティブな思考は「事実ベースで」言い換えろ

まとめとしてリストを再掲しておきます。

7つの習慣の中でも「思考部分は結構大事」だと思ったので力が入った感があります。

それと私自身、思考・思想についての項目が好きなので、文章が長くなってしまいましたねぇ。(本の内容を使える形にするために別なテクニックとかを入れてるので)

「7つの習慣」リンクまとめ

次回は目標・人生設計について要約した物を書いてみたいと思います。

今回の記事が何かの参考になれば幸いです😌