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新クトゥルフ神話TRPGルールでの神話生物作成方法 : ステータス編

クトゥルフ神話TRPG ゲーム

今回は新クトゥルフ神話TRPGルールでの神話生物ステータスの作成方法について書いてみます。

既存の神話生物はメタ知識の介入等で何かと看破されやすいので、オリジナル神話生物を作って対策してしまおうという魂胆です。

次の記事 : 新クトゥルフ神話TRPGルールでの自作神話生物サンプルデータ

クトゥルフ神話TRPGルルブリンク

リプレイ動画は圧倒的に旧ルルブ準拠が多いのですが、今から始めるなら新版ルルブでいいと思います。(そこまでルール変更も多く無い為)

前回記事は旧ルールに則った神話生物作成法でしたが、本記事は新板対応の神話生物作成法についてをまとめた物です。

各役割ごとにステータスも区分化しているので、用途に合った神話生物を作成して貰えればなと思います。

※今回の記事内容は新クトゥルフ神話TRPG ルールブックに対応した物となります。
※玄人対策の為の自作シナリオやシナリオ改変用のツールとして使うと良いかもです。

1. 「小型・雑魚神話生物」の作成方法

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まずは小型・雑魚神話生物の作成方法について書いてみたいと思います。

私の考える小型・雑魚神話生物の条件は以下の通りです。

小型・雑魚神話生物作成の条件

  • 基本ステータス範囲 : 20 ~ 60 (±10)
  • 一部ステータス値を調整する(APP, INT, EDUを0にする等)
  • 回避値を低めに設定
  • 「攻撃回数増・ダメージ減 or 攻撃回数減・ダメージ増」等で難易度を決める
  • SAN減少 : 0, 0 ~ 1/1D4
  • 参考としては人の半分程度のステータス(一部を除く)

小型・雑魚神話生物については探索者が1人で戦闘をしても勝てる程度の強さに設定してみました。

戦闘が殆ど無いシナリオのアクセントとして使う、大量の小型神話を出して実質のボスとして運用する等も可能かなと思います。

2. 「中型神話生物」の作成方法

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次に中型神話生物の作成方法について書いてみたいと思います。

私の考える中型神話生物の条件は以下の通りです。

中型神話生物作成の条件

  • 基本ステータス範囲 : 40 ~ 70 (±10)
  • 一部ステータス値を調整する(APP, INT, EDUを0にする等)
  • 回避値を低めに設定しても良い
  • 「攻撃回数増・ダメージ減 or 攻撃回数減・ダメージ増」等で難易度を決める
  • 1 ~ 3程度の装甲等で戦闘難易度を上げても良い(無くても良い)
  • SAN減少 : 0, 0 ~ 1/1D4 ~ 1D10
  • 参考としては人間よりやや劣るか同程度のステータス(一部を除く)

中型神話生物については探索者が1人で戦闘をした場合勝てるかどうか五分五分程度に設定してみました。

中型神話生物が数体出現した場合、戦闘向き探索者がPTに複数居ないと壊滅する程度に設定したので、出し方には少し注意が必要かもしれませんね。

3. 「中 ~ 大型神話生物」の作成方法

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次に中 ~ 大型神話生物の作成方法について書いてみたいと思います。

私の考える中 ~ 大型神話生物の条件は以下の通りです。

中 ~ 大型神話生物作成の条件

  • 基本ステータス範囲 : 60 ~ 110 (±20)
  • 一部ステータス値を調整する(APP, INT, EDUを0にする等)
  • 回避値を低めに設定しても良い
  • 「攻撃回数増・ダメージ減 or 攻撃回数減・ダメージ増」等で難易度を決める
  • 「高い装甲や耐性」などの特性を付与して難易度を上げても面白い
  • SAN減少 : 1 ~ 1D4/1D4 ~ 1D20
  • 参考としては人のステータスの1.5 ~ 1.8倍程度のステータス(一部を除く)

中 ~ 大型神話生物については探索者が1人で戦闘をした場合大体負ける程度に設定してみました。

戦闘向け探索者の少ないシナリオのボスとしても設定できますし、戦闘が多いシナリオでは中ボスとして設定しても良いかなと思います。

4. 「大型神話生物」の作成方法

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次に大型神話生物の作成方法について書いてみたいと思います。

私の考える大型神話生物の条件は以下の通りです。

大型神話生物作成の条件

  • 基本ステータス範囲 : 80 ~ 240 (±40)
  • 一部ステータス値を調整する(APP, INT, EDUを0にする等)
  • 回避値を低めに設定しても良い
  • 「攻撃回数増・ダメージ減 or 攻撃回数減・ダメージ増」等で難易度を決める
  • 「高い装甲や耐性」などの特性を付与して難易度を上げても面白い
  • 撃破以外のクリア法として「退散方法を用意する」等で難易度調整を行う
  • SAN減少 : 1 ~ 1D8/1D8 ~ 1D20
  • 参考としては人の2 ~ 3倍のステータス(一部を除く)

大型神話生物については探索者が1人で戦闘をした場合殆ど負ける程度に設定してみました。

戦闘が多いシナリオのボスとして設定する、退散方法を用意して戦闘をしなくてもクリアが可能なシナリオのボスにする等の使い方があるかなと思います。

5. 「超大型・神格級神話生物」の作成方法

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次に超大型・神格級神話生物の作成方法について書いてみたいと思います。

私の考える超大型・神格級神話生物の条件は以下の通りです。

超大型・神格級神話生物作成の条件

  • 基本ステータス範囲 : 240 ~ (±40~)
  • 一部ステータス値を調整する(APP, INT, EDUを0にする等)
  • 召喚されたらバッドエンドがほぼ確定
  • 撃破以外のクリア法として「退散方法を用意する」等で難易度調整を行っても良い
  • SAN減少 : 1D6 ~ 1D20/1D20 ~ 1D100
  • 参考としては人間ではどうにもならない程高いステータス

超大型・神格級神話生物については召喚された瞬間シナリオが終わるステータスに設定してみました。

頭を使って退散方法を探し出し、なんとかバットエンドを回避してクリアが可能なシナリオに使えるかなと思います。(まあ出た瞬間シナリオ終了でも良いですが)

まとめ

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今回は新クトゥルフ神話TRPGルールでの神話生物作成方法を書いてみました。

クトゥルフ神話TRPGをやり尽くしたPLがいる卓等で導入してみると、新鮮さがあって良いかもしれませんね。

個人的には神話生物を自作した方が自作シナリオを回すのが楽なので、大抵神話生物を作成してシナリオを書いています。

もし卓を囲むPLのプレイスタイルが分かっている場合、その傾向に合わせて神話生物の設定をいじっておくと双方楽しめるかなと思います。

今回の記事が何かの参考になれば幸いです😌

次の記事 : 新クトゥルフ神話TRPGルールでの自作神話生物サンプルデータ